HIV-1の生物学は

形態成熟したウイルスの形状は球状の粒子であり、直径は約100nmである。

球形の膜に囲まれた中心に、ウイルス遺伝子RNAとGAGタンパク質からなる核様体がある。

核様体はGAGタンパク質のマトリックス、キャプシド、ヌクレオキャプシドと2本のRNA、そしてプロテアーゼ、逆転写酵素、RNaseH、インテグラーゼなどのウイルス酵素群からなる、正十二面体の結晶構造をしている。

ウイルスの表面はエンベロープタンパク質であるGp120およびGp41と、宿主細胞膜由来の膜タンパク質が主成分である。

遺伝子ウイルス粒子中のRNAはプラス一本鎖のRNAである為、宿主内ではmRNAの構造となる。

RNAは5末端にキャップ構造を持ち、3末端にポリAを持つ。

RNA全長はおよそ9000塩基対であり、9個の遺伝子と、両端にウイルスの転写及びその制御を行う配列を持つ。

ウイルスRNAは逆転写酵素によって二本鎖DNAに変換され、インテグラーゼによって宿主DNAに組み込みプロウイルスを形成する。
update:2010年07月29日